おはようございます🌞
ソフトバンク系列の企業で、給与を「PayPay」で支給することが始まるようです。詳細は[こちらの記事](https://news.yahoo.co.jp/articles/c10da9b2c7e72a953cfefd552efe6de2faa85c7c)をご覧ください。
私の認識では、デジタル給与支払いの導入は日本政府のキャッシュレス決済の推進を背景にしていると思います。キャッシュレス決済の利用率を高めるために、デジタル給与支払いの普及が効果的と考えられています。
引用 https://ebisumart.com/blog/cashless/
上図のデータによると、2020年の国別キャッシュレス決済の普及率は、韓国が93.6%、中国が83%に達しているのに対し、日本はわずか32.5%と低い状況です。他国と比較して日本はまだキャッシュレス化が進んでいないことが分かります。この低いキャッシュレス決済の普及率を改善するために、デジタル給与支払いは非常に有効な手段となるでしょう。
デジタル給与支払いを導入することにより、サービス事業者（例えばPayPay）にとっても大きなメリットがあります。
キャッシュレス決済の手数料は通常約3%です。仮に1人が月に5万円を支払うと、利用店舗から約1500円の手数料がPayPay側に入ります。これに日本の人口の約10%である1000万人が利用した場合、1ヶ月で150億円、1年で1800億円の手数料売上が見込まれます。
デジタル給与支払いの導入は、キャッシュレス社会の推進だけでなく、経済のデジタル化を加速させ、企業や労働者に新たな価値をもたらす可能性があります。
これからの動向に注目です。
